面白きことは良きことなり

拙く未熟なiOSエンジニアの備忘録と戯言

出雲→はわい→砂丘を巡る1泊2日の旅行(前編)

ことの始まり

2、3年前から友達と出雲行こうという話をしていたが、相手方は祝日が存在しないのでどのタイミングで有給取って行けるかわからんと先延ばしになっていた。

いっそ一人でもいいから行こうかと思っていたが、金曜日に前乗りして土日の1日半観光して帰れば大丈夫じゃんと説得に応じてくれたので、年始早々に計画を立てた旅行のお話。

0日目(2020/01/17)

友達は地元愛知から出雲へ前乗りしようとするも、金曜の仕事後に新幹線に乗ったところで辿り着けないということで、岡山県で前泊して朝一で出雲へいくことに。

一方東京の自分は、同じく岡山で前泊して朝一で出雲へいくことも考えたが、滅多に乗る機会なんてないということもあり、東京〜出雲直通の寝台列車サンライズ出雲で行くことにした。

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乗車前の外から



想像していたのは2段ですし詰めに狭い寝場所があるマシな奴隷船のようなものを思い浮かべていたが、乗車してみると全然印象が違った。

通路は大人1人通るのがやっとな空間

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2階建仕様

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サンライズ出雲の通路



部屋は1.5畳〜2畳程度だろうか。思いの外上下の空間は確保できた。狭いっちゃ狭いのだが、大きく外が見やすい窓のおかげもあって圧迫感はなかった。

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部屋入り口

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入り口からみた部屋

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大きく湾曲した窓



乗車したものの、仕事終わりに急いで帰宅して荷物を持ち替え、東京駅に向かって出発の22時にちょうど間に合うくらいだったため、夕飯をのんびり取ってる余裕もなくて、東京駅地下で駅弁を購入してきたので食べた。

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サンライズ出雲サンライズ瀬戸と連結して岡山まで走るのだけど、朝6時に岡山で連結を離してそれぞれの目的地に向かうのだが、さすがに眠かったので見ることはなかった。

ちなみにサンライズ出雲を乗った感想として

  • JR東海道線をそれなりの速度で駅をすっとばして走っているので、左右に意外と揺れる。そして酔う
  • 新幹線みたいな静かさはないので、ややうるさい
  • 乗車して車内探索して眠るまでが気持ちのピークで、落ち着いたらもう乗車はしばらくいいかなと思った
  • DX個室はどんな感じか気になるので、次乗るならそれかな。
  • 値段としては新幹線で行って1泊するのよりほんの少し高い。個室じゃなければ安く済むが、まともな神経してたらあそこは乗るべきじゃないと見て思った

1日目の午前(2020/01/18)

朝10時くらいだっただろうか、目的の出雲に到着した。

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サンライズ出雲 in 出雲



出雲市駅の正面の風格やつくりはさすがだった。

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出雲市駅正面



岡山から朝一で来た友達と合流し、出雲大社を目指す!ちなみに交通系電子マネーは基本使えないので現金による切符購入が必要。

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出雲大社前駅

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出雲大社前駅



出雲大社前駅出雲大社の参道途中にあったので、1度鳥居まで戻り、そこから10分ほど歩いて出雲大社を目指す。道中に店がいくつかあり、名物の出雲そばを出しているところが何箇所もあったので、昼ごはんによさそうな場所を見繕いもした。

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コンクリート製鳥居



出雲大社といえば、10月に全国から神様が集まることで有名だし、知名度も圧倒的にあるので、さぞ広く文化財的な建物も多いのだろうと思っていたが、実際のところ思ってた感じとは違っていた。

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出雲大社入り口?

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出雲大社の地図



広いには広いが道と自然がほとんどを占めており、建物は本殿近くにいくつかある程度。本殿自体も仰々しい感じもなく圧倒されるほど大きいということもなく、「このサイズなの?」とちょっと意表をつかれた感じだった。

しめ縄はでかかった。これが1番のインパクトかもしれない。

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寺社へきたらなにはともあれ、おみくじをひきたくなるので、引いた結果、かなり良さそうなことが書かれていた。そして他のとこみたく大吉等の運勢の格を示すようなものは一切かかれておらず、内容をしっかり読むので、おみくじって大吉とか書かない方がいいんだろうなと思った。ぱっと見な派手さは演出できるけど、そこに目が行きがちになるのは宜しくないもんね。

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おみくじ

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おみくじの内容

1日目のお昼

参拝して境内を軽く回っておみくじを引いたりお守りを買ったところで、お腹もすいたのでお昼を食べに道を戻る。

いくつか店を外から見て、磯海苔そばが気になったし無性に食べたくなったので、そのお店へ。

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磯海苔そば(出雲そば)



海苔も旨いが、そばとダシがとにかく美味かった。そばが好きで、そばがある店では高確率で選ぶくらいには食べるのだけれど、そば自体の歯応えと味が今まで食べてきたものとは異なる感じを受けた。

そばだけでも結構満腹だったが、おすすめされた出雲ぜんざいも気になっていたし、ぜんざい好きとしては注文せざるを得なかったので食べた。塩昆布の塩っけのおかげで甘さで飽きることなく食べれた。こっちはほかのぜんざいと何が違うか感じ取れなかったが、美味しかった。

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出雲ぜんざい

1日目の午後

食事も終わり、午後の予定をどうするかその場で会議した。というのも島根県に来た目的が出雲大社のみで、そこから先はノープランだったのだ。

調べたところ、稲佐の浜という浜辺が近くにあるので向かうことにした。片道20分くらいだろうか。昼ごはんの腹ごなしにちょうど良い感じ。出雲周辺で観光スポットを調べると、日本神話に基づく観光地がいくつもあるので、観光場所には困らないが、移動手段が限られるのが難点。

稲佐の浜へ向かう道中、出雲阿国の墓の案内があったので寄った。もともと高校時代は日本史を専攻していたこともあって、こんなところに墓あるのかと感慨深かった。

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出雲阿国の墓入り口



寄り道を終えて稲佐の浜へ。タイミングは干潮時だったためか、鳥居近くまで近づけた。この地の伝承やら由来やら縁は詳しく調べてないので、ただ物珍しい島と鳥居という感覚で写真を撮っていたが、日本神話よみつつ縁を調べたら面白さと感慨深さが高まりそうだ。

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稲佐の浜の水平線

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稲佐の浜

1日目夕方

出雲大社方面へ戻り、軽く休憩。そして次の目的地を決める。&宿も決める。

結構なノープランぶりで旅行に来てることもあり、観光地だけ決めて、残りは当日の流れで臨機応変にという雑ぶりである。ただまぁ、ざっくりと温泉入りたいという話は当初していたため、温泉がある旅館やホテルを探すことに。

そこで次の目的地ははわいに決定した。

1日目夜

最寄りの倉吉駅に到着。迎えたのはなぜかひなビタ♪ まさかここでひなビタ見るとは…。

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ひなビタ

そして駅からクレカが使えないタクシーではわいへ到着。
キャッシュレスな生活が染み付いてるせいで、現金が結構枯渇していたので、危うかった。
最寄りのお金が引き出せそうな場所も少ないから、地方旅行の時は現金ある程度余裕持っておかないとダメだね。

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日本のはわい(羽合)

湖に面した露天風呂が使える千年亭は人気があるためか、当日での予約はできそうになかった。(電話経由ならいけたかもしれない)

かわりに「ゆの宿 彩香」に宿泊。

ご年配の気のいい夫婦で経営しているみたいで、おだやかな空気だった。24時間温泉は入り放題だが、夜中の1時〜朝9時?ぐらいまで男女の温泉が入れ替わる。温泉の温度は43度くらい体感であるくらいには熱めで長くは入っていられなかったがよかった。

それとは別に一応室内にもバスタブがあって風呂には入れるが1度も使っていない。

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ゆの宿 彩香

夕飯、近くに23時くらいまでやっていると庵というおじいさんがやってる店くらいしか食べるところがなかった。他の旅館内に併設されているものを使って問題なければ、もう少しあったかもしれない。

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と庵

時期が悪かったのか、堪能できるような料理にはありつけなかった。

後編へ続く