面白きことは良きことなり

拙く未熟なiOSエンジニアの備忘録と戯言

Windows 10でWindows Helloが使えなかった時に見直す内容

指紋認証バイス購入

Apple製品で生体認証に慣れてきたのでWindowsにも生体認証を取り入れることにした。

Windows 10には、Windows Helloとかいう生体認証デバイスによるロック解除が可能な機能がある。 これは後付けの指紋認証バイスでも利用できるようになっている。
スタートメニュー > 設定 > アカウント > サインイン オプション > Windows Hello の順で辿れる。

1Passwordのマスターパスワードを打つ苦行から逃れること含め楽をしたくて、1Passwordに対応したKensington(ケンジストン)の"VeriMark™"という指紋認証バイスを購入した。(国内は公式が正式販売していない?のか日本語ページには商品が載っていない、ただ輸入代理店が保証つきで販売はしているので、購入は容易にできる) Kensington - Products - Security - Biometric - VeriMark™ Fingerprint Key

Amazonのレビューとか見ても、PCに挿したらすぐ使えたみたいなのがいくつもあったので、自分も気軽にPCに挿した。

発生した問題

しかし、デバイスマネージャー等で生体認証デバイスとして認識されているのに、何故かWindows Helloでは動作を確認し、互換性のあるデバイスを見つけてください。と表示される始末。

何度も指紋認証バイスを挿しなおしたり、挿す場所変えたり、ドライバーを入れ直したり、再起動しても変わらない。

検索しても引っかからないし、公式サイトのサポートにも記述されていなかった。

解決した方法

検索するときに"VeriMark"特有の問題と思って検索していたため、なかなか解にたどり着けなかったが、Windows Helloに絞った結果、解決方法を見つけ、無事指紋認証バイスを遣えるようになったので、下記で説明する。

英語がわかるなら、このサイトに手順が書いてある。 www.drivethelife.com

手順
  1. Windows Key + Rのショートカットコマンドで、"ファイル名を指定して実行"のWindowを表示する
  2. gpedit.mscと入力してEnterを押す
  3. "ローカル グループ ポリシー エディター"のWindowが開くので、次の順に開いていく
    • コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > 生体認証
  4. Windowの右側に表示される"生体認証の使用を許可する"をダブルクリックして、有効を選択して適用をクリックする (必要なら"ユーザーによる生体認証を使用したログオンを許可する"も有効にする)
  5. Windowsを再起動する

これで、Windows Helloの箇所にセットアップのボタンが表示され、指紋登録を行うことができるはずである。

※PINを設定していないとWindows Hello自体使用できないため、ボタンが押せない人はPINが設定されているか要確認